この記事の目次
「頑張ってるのに何で給料を上げてくれないんだ・・」
「会社は俺の成果を分かってない!」
「給料アップの交渉ってどうすれば良いのかな?」
仕事で成果を上げても、残念ながらそう簡単に給料は上がらないものですよね。
サラリーマンだった当時の僕も、ずっと不満に思っていました。
後から分かったことですが更に追い打ちをかけるように、同じ部署なのに実は「大きな給料格差」があったほどブラックな会社だったのです。
それが分かってからというもの僕は、会社に対して何度も給料アップの交渉を行いました。
最初のうちは当然許してくれませんでしたが、慣れたもので次第に効果的な交渉方法が分かってきたのです。
結果的に、わずかではありますが、毎月の手取りをアップさせることに成功しました。
そこで今回はその効果的な交渉方法を、余すことなく全てまとめています。
サラリーマンにとって会社からの給料アップは、自分自身の生活の質(クオリティー・オブ・ライフ)に直結するものですよね。
この記事が少しでもあなたの給料アップに貢献しましたら、それ以上に嬉しいことはありません。
ぜひ、最後までお付き合い下さい。
この記事を書いた人:むしゃのこうじ たろう(当ブログ編集長) @lifejourneytaroさんをフォロー
ブラック企業 → リゾバ → 転職 → 副業を経て現在は個人事業主として独立し、当ブログでは20代から30代前半にかけてお金で悩んだ自分自身の体験をベースに記事を書いています。
給料アップ交渉って本当に可能なの?
今まで給料アップ交渉をして何度も挫折しているとすると、「絶対にムリだ!」と諦めるのなら納得がいきます。
しかし、今まで1度も交渉をせずに、
「給料交渉なんて出来るはずがない・・」
なんて思ってはいませんか?
第一条件として、給料アップの交渉は可能です。
ブラック企業で働いていた僕でさえ成功しましたので、可能であると声を大にしてあなたに伝えたいですね。
まずは、「給料アップの交渉は可能である」と言う前提のもとで動いていきましょう。
給料アップ交渉に成功したHくんの体験談

僕一人が成功したとなると、もしかしたら信じられないかもしれません。
ですから、僕と親しいHくんの給料アップ交渉の成功体験も聞いてきましたので、ぜひご参考にされて下さいね。
Hくん:給料アップ交渉の体験談
私は現在32歳で、製造業の営業職をしています。今まで給料には不満もありましたが、半ば諦めていました。しかし、たろうさん(筆者)が給料アップの交渉に成功したとのことでしたので、僕もこの記事を参考にじっくりと時間をかけてトライしてみたんです。
やはり最初の頃は交渉が難航して諦めそうになりましたが、結果的に(約10ヶ月後の査定で)、わずかではありますが給料アップに成功しました。
これを見て、あなたは「給料アップの交渉は可能かも!」と、少しだけ勇気をもらえましたよね?
それでは具体的な給料アップの交渉手順をご紹介しますね。
成功して分かった!具体的な給料アップの交渉手順
「さっそく給料アップの交渉をしよう!」
とあなたは思ったかもしれませんが、いきなり上司に交渉しても当然ですが不可能ですよね。
給料アップの交渉に大切なのは、事前準備と具体的な手順です。
さて、そんな僕やHくんが行った給料アップの交渉手順は、大きく分けて以下の5つでした。
- 給料アップの交渉は絶対に焦らないこと
- 給料アップの交渉前に精一杯の努力で会社に価値を提供する
- 給料アップの交渉前に自分の市場価値を調べておくこと
- 給料アップの交渉には最適なタイミングで行う
- 給料アップの交渉は直属の上司へ相談すること
これらの5つは順番に行うべきものですし、またどれか1つでも欠ければ給料アップの交渉は絶対に成功しません。
それでは、1つ1つ順番に見ていくことにしましょう。
給料アップの交渉は絶対に焦らないこと

先程も少し触れましたが交渉ごとにおいて焦りは禁物で、これは「給料アップの交渉」にも完全に当てはまりますね。
ですから給料アップを望んでいても、直ぐに上司へ直談判すべきではありません。
給料が少なくてキツい思いを更にする必要がありますが、ぐっとこらえて絶えるときです。
万全な準備をしてはじめて、ベストなタイミングで交渉に臨みましょう。
給料アップの交渉前に精一杯の努力で会社に価値を提供する
「そんなこと既にやっている!」
と感じた方には、大変不愉快な思いをさせてしまってすみません。
しかし、その努力の仕方は本当に正しいですか?
価値を提供するとは、「見える形で何かしらの成果を上げる」という意味です。
例えば営業であれば自分や会社が課したノルマを達成することですね。
それも、ただ達成するのではいけません。
見える数字として、最低でも120%くらい圧倒的に達成する必要があります。
不可能な数字かもしれませんが、ようは見える形で成果を上げる必要があると言うことですね。
「事務職や経理などの会社員はどうすれば良いの?」
これは最もな意見ですよね。
もしあなたが事務職や経理担当の場合であれば、必ず目標管理シートまたはそれに準ずるものを会社から書かせられるかと思います。
その目標管理シートに記載した項目を、見える形(数字)で達成すれば良いのです。
例えば、
例①)受発注業務において、ダブルチェックを行い今期の受注ミスをゼロにする
例②)新卒社員のための業務マニュアル(A4/10ページ)を完成させる
これらの項目を愚直に達成し、会社へ価値を提供していって下さい。
給料アップの交渉に使えることはもちろんですが、自分自身のスキルアップにも繋がりますから大変おすすめです。
給料アップの交渉前に自分の市場価値を調べておくこと

初めての給料交渉だと、「検討違いな高すぎる給料」を希望することが多いです。
よくやってしまいがちな間違い①
例えば、あなたが専門商社の営業で、同じような会社の平均年収が500万円としましょう。
そこで現在の年収が500万円のあなたが、いきなり会社に年収1,000万円を要求してもムリであることは、普通に考えれば分かることですよね。
よくやってしまいがちな間違い②
また同じ会社の同期が月収30万円だったとして、実はあなたの月収が他の人よりも5万円少なかったとしますね。
それなのに、あなたから毎月15万円の給料アップをお願いされても、会社としてはどうやっても首を縦にふることは出来ません。
ですから給料アップの交渉を行う前には、徹底的に自分の業種・部署・役職などの平均給料額を、事前に調べておく必要があるのです。
調べる時間や知り合いがいないという方であれば、「MIIDAS(ミイダス)」というサイトで無料診断してみるのも良いかもしれません。
給料アップの交渉には最適なタイミングで行う
上の「焦らないこと」と重なりますが、一刻も早く給料を上げたいと思って、いきなり上司に相談するのは間違っています。
最もダメなのが、第3四半期の終わりだから・・という単純な理由で、交渉のタイミングを決めてしまうことですね。
では、交渉に適したタイミングとは一体全体いつのことでしょうか?
それは「あなたが大きな成果を上げたとき」が、給料アップの交渉をするベストタイミングです。
つまり成果が上がっているのだから、どんな上司であっても少しは給料アップについての検討をしてくれるはずですよね。
逆に大きなミスをした後などは、上司も怒っており最も最悪なタイミングと言えます。
このベストなタイミングを見極め逃さないことが重要ですよ。
給料アップの交渉は直属の上司へ相談すること

当たり前のことかもしれませんが、給料アップの交渉をする場合、交渉の相手は「直属の上司」を選ぶ良いべきです。
「交渉の相手」という言い方をしましたが、実際にはあなたの給料をアップしてくれるかもしれない「仲間」ですから、日頃からそのように接しておいて下さい。
直属の上司とは、今回みたいに給料アップの交渉をする可能性があります。
そのため少しくらいキライな上司であっても、敵対心を向けるのではなくいつも好意的に接していて損はありませんよ。
ただし、給料アップの交渉には直属の上司が望ましいと書きましたが、もちろん例外もあります。
その例外とは、あなたが直属の上司よりも上の役職の方(社長や役員など)と、かなり仲が良い場合ですね。
これはベンチャー企業や、中小零細企業のような小さな会社ならよくあることかもしれません。
僕が以前働いていたブラック企業も、このような社長と距離の近い会社でした。
いずれにせよ、交渉相手は絶対に間違えはいけません。
と同時に普段から、どんな相手にも好意的に接しておくことが、遠回りのようで実は給料アップの交渉に大変重要な点になります。
あなたは上司を敵だと思って接してはいませんか?
デメリット:大きく給料を上げることは難しい

ここまで全ての給料アップの交渉手順を試してみて、結果はいかがだったでしょうか?
間違いなく成功すると僕は太鼓判を押せますが、当然、会社や業種によっては難しい場合もあります。
また、給料アップの交渉はあくまでも「わずかに」給料を上げるためのものであり、決して大きく給料をアップさせられる性質のものではありません。
この点は残念ながらデメリットと言えます(もちろん少しでも給料が上がれば、喜ぶべきものであることは間違いありませんが)。
さて、他に大きく給料をアップさせる方法はないのでしょうか?
もちろん他にも方法はあって、最も手っ取り早い方法は成功の可否に関わらず「転職」してしまうことですね。
会社との給料アップを成功させた僕でさえ、最終的には転職しました。
もし今の会社や給料に大きな不満があるとすれば、転職活動を始める絶好の時期(機会)なのかもしれません。
例えば「リクナビNEXT」なら、初めて転職する方にも大いに役立つ情報満載です。
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